インナーカラーなどのアクセントのあるカラーにしたい。
派手な色にしたいけど、全体に入れるのはちょっと、、。
ボブやショートに動きをつけたい。
そんな方には「インナーカラーやポイントカラー」がおすすめです。
「インナーカラー、ポイントカラー」とは?
「インナーカラー」とは、内側だけに違う明るさや色を入れてコントラストをつけるヘアカラーです。
「ポイントカラー」というのは、毛先のみ、とか、前髪のみ、とか内側に限らずどこかにポイント違う色や明るさをつけるヘアカラーです。
インナーカラーもポイントカラーの中のひとつ、と言ってもいいかもしれませんが、ニュアンス的にはポイントカラーと言うよりは「ゾーンカラー」(今はあまり誰も使っていない言葉ですが)に近いと言えるかもしれません。
言葉はどうあれ、好きなところに好きな色を入れて楽しもう!というのがインナーだったり、ポイントだったりするだけの話です。
ブリーチを使わずにやることも出来なくはないですが、だいたい微妙な感じで不発に終わります。
もともとハイトーンのベースなら表現できますが、ほぼブリーチは必須と思ってください。
さっそくスタイルをご紹介
あれこれ説明するよりも、見ていただいた方が早いので、さっそくお客様のヘアを見ていただきます。
一般的にはこのように耳の上に入れていくデザインが多いです。
ミディアム、セミロングの内側にちらっと見せるなど、耳上は表現しやすいところです。
わかりづらいですが、ロングは襟足まで入れると前に持ってきた時にしっかり見えますので、耳上だけでなく耳後ろの襟足部分まで入れることもあります。(ただし、ブリーチなので、枕などで擦れて痛みますし、からまりますので根元までブリーチせず、5〜10センチ根元を外してブリーチするのをオススメしています)
このイエローのお二人はインナーカラーというよりもポイントカラーです。
カットベースのポイントとなる部分に狙って入れていますので、動きや表情が出て、自分だけのヘアスタイル、と言う感じが出ます。
さらに最近では、
このように後ろにちらっと見える入れ方も人気です。
ボブだと上にかぶさる毛も長いので、入れる場所の見極めが大切で、結構上の方からブリーチしないと見えないため、ブリーチ自体に抵抗がある方へはオススメできません。
インナーカラーやポイントカラーを入れるメリット、デメリット
メリット
- 派手な色を使ってもポイントならクドくならない
- 全体をブリーチするわけではないので、ダメージが部分的ですむ
- 個性や自分らしさが出せる
- 彩度の高め(鮮やかな)な色も表現しやすい
- 自宅でもカラーバターなどで色を補充しやすい
デメリット
- インナーカラーの場合、思っているよりもブリーチの範囲は広くしないと見えない場合が多い
- インナーカラーをやめた後、元に戻すのが大変
インナーカラーに限らず、すべてのブリーチカラーに通じることですが、ブリーチさえすれば必ずしたい色にできるわけではありません。
もともとの髪質や、今までのカラー履歴。その他、パーマや自宅でのドライヤー、アイロン、日々のケアによってブリーチの抜け具合や抜けた後に出てくる色が違います。
ブリーチした後の色やダメージの状態を見させていただいてから、ご希望の色味から変更していただくことも多いです。
多いのは、「白っぽくしたい」や、「薄いピンク、淡いムラサキ」などのペールトーンのご要望に対して、そこまで抜けきらず(ひよこくらいの薄い黄色くらいまでは最低でも抜く必要があります)シルバーや少しイメージより濃いめのピンク、ムラサキを入れる、と言うパターンです。
お客様のご要望やなりたいイメージをお聞きした上で、オススメの色味をご提案いたします。
まとめ
どこに入れるかによって見え方が変わる。
ブリーチは必須でブリーチしてもできない色もある。
インパクトや個性を求める人にオススメ。
入れるデザインや色は人それぞれで面白い。
ある意味ヘアカラーを楽しむ、と言う点では一番かもしれません。
入れすぎたり、入れる場所を間違えると、派手になりすぎたり、ガチャガチャとうるさい感じになってしまったり。
あくまでも個性を引き立たせるため、ナチュラルにフィットするようなカラーデザインを心がけていますので、話し合いながら決めていきましょう。
[ブログの最後に]