HONEY MUSTARD shimokitazawa

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盲点

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約 3 分

こんにちは

アシスタントのスエモトです。

早速ですがわたくしスエモト、とんでもないものに出くわしました。

刑務所から出てきた黒人男性、完全自由まで365日。

残り3日。

目撃する警官が黒人を銃殺する場面。

幼馴染の白人との見えてくる見えてる物の違い。

あ、

映画の話です。

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ブラインドスポッティング

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フライヤーからも滲み出てくるゴリゴリのイケイケ感。

フライヤーだけじゃなく、

出てくる人達のパリピ感、

カメラワークや時折出てくるロゴの感じまで渋谷のクラブでどんちゃん騒ぎしてそうな方達が作ったような映画(完全に偏見)なんですが、、

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わたくしスエモト喰らいました…

黒人でもなければ、普段ゴリゴリのヒップホップを効く訳でもないですし、長崎と山口のハーフの広島出身のアイデンティティを揺るがす事件なんてお好み焼き問題ぐらいなんですが、

それでもこの映画を観て5日経ちましたがいまだに引きずっております。

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10年前、

2009年の元旦、当時ニュースでも頻繁に扱われ、その後関連したニュースも度々世間を賑わせた事件、

無抵抗の黒人の方が白人警官に射殺される事件。

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それを元に高校時代から仲がいい主演のラッパー兼俳優の2人が10年間脚本を構想してできあがった映画で、

元アメリカ大統領のオバマさんが2018年のベスト映画の1つにもあげているこちらなんですが、

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と書くとなんかすごく重たい映画のように感じられると思われますが、

結構ユーモアをたくさん交え、

重たい雰囲気を押し付けがましくなく、

誰が観てもスッと入ってきやすい謎の爽快感すらある映画となってます。

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それなのにここまで引きずってしまう破壊力。

舞台となったオークランドという街がヒップホップの始まりの場所という説もある街で、

実際にこの街で育ってきた主演の2人も高校時代フリースタイルラップをしながら育ってきたそうで、

映画の中で度々ラップで遊ぶシーンがあるのですが、

あるラップのシーンの、

このオークランドで育ってきた黒人のアイデンティティを乗せた叫びが心を鷲掴みにして離さないんです。

ラップの凄まじさ。

気取ったシャレた言い回しもなく、

ストレートにわかりやすい言葉で身も心も貫いてくる言葉のマシンガン。

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この問題に触れたからといって

日本人の自分には馴染みがないので実生活に変化がある訳でもないんですが、

今のアメリカ社会の問題、黒人白人問題だけでなく、格差社会も絡んできてるのでそれに触れる、頭の隅に置いておけるいいきっかけになる時間でした!

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そんな問題もありますが、シンプルにおもしろいので、

ぜひまだ観てない方は!

新宿武蔵野館なら10/4まで公開中だそうです!


この記事を書いた人

ASSISTANTアシスタント